画像・顔の認証技術を主とした人工知能『DEEPS』を活用した各業界向けの実証実験やコンサルティングなどのパッケージング販売サービスを提供している株式会社テクムズ 代表取締役の鈴木さまにサービスの強みや今後の展望、社内で利用しているサービスについてインタビューしてきました。

Q サービスの概要をお聞かせいただけますか?

弊社は『未来の一歩先を見せる』という事業ミッションを掲げており、人工知能をどのように導入すればいいか分からない企業さま向けに、画像・顔の認証技術を主とした人工知能のDEEPS(ディープス)を活用した各業界向けの実証実験やコンサルティングなどをパッケージング販売しています。

Q サービスができた背景をお聞かせいただけますか?

私は20年間IT業界に携わってきました。ITの発達によってGoogleなどの検索エンジンを用いることで世界中どこでも同じデータを取得できるようになりました。昔、情報を得ることができず、先進国の下請けしかできなかった発展途上国が自国でも最新技術を用いた全自動工場などが作れるようになります。そうすると世界中どこでも高品質の製品を作ることが可能になり、日本の個性溢れるモノづくりはなくなると思います。例えば、自動運転化が進めば、自ら運転する必要はなくなり、形にこだわる人は少なくなります。そうすると商品のコモディティ化が進むと考えています。そのようなIT化を背景に、全世界で使われるサービスや製品を作るのが苦手な日本企業のためにAIを活用し、そのサポートをしたいという想いでこのサービスを立ち上げました。

Q ご利用いただいているお客さまの特徴はございますか?

画像認識を軸としているためカメラや映像さえあればDEEPSを用いてデータ解析ができるので、汎用性が高く、幅広いお客さまにご利用いただいています。

Q DEEPSの強みはどこでしょうか?

大きく分けて4つあります。1つ目は、処理が高速な点です。2つ目は、大手に負けない正確性がある点です。3つ目は、お客様の使い方を考えてサービス展開している点です。4つ目は、顔のIDをキーにしている点です。弊社のアルゴリズムの処理速度はマサチューセッツ工科大学の評価結果が1番の指標になるかと思います。大手の画像認識技術は1対1の正確性には長けているのですが、大人数の並行処理には向いていません。弊社は、大人数の認識も正確に行うことが可能です。

Q サービスを作る上で意識していることはございますか?

「世の中の役に立ちそうなデータは何なのか?」「企業の売り上げに繋がるところはどこか?」主にこの2点を意識しています。大手の競合他社はいい技術を持ってはいますが、技術のアピールをしているだけだと思います。弊社が「この部分にAIを活用できるのではないか?」と考えて、「どのようにAIを活用すべきか?」を提案していくことでブルーオーシャンになると考えています。この2〜3年が勝負になると思うので様々な業界に向けて提案をしていきたいと考えています。

Q パスポートの顔認識の事例について詳しくお聞かせいただけますか?

パスポートの顔認識技術は、世界中のパスポートデータを読み込んでいます。弊社に投資したいと言って頂いている方と話す中で、アブダビ、ドバイ、シンガポール、マレーシアなどの国際空港に導入する話が出ているため、近いうちに海外での本格導入が始まるかもしれません。アブダビ、ドバイでは、顔認証は当たり前のように行われているようです。また、アミューズメントパークからもよく導入検討のお問い合わせをいただいています。

Q 空港のカウンターの事例について詳しくお聞かせいただけますか?

搭乗口のカウンター付近にカメラを設置し、お客さまの情報(顏、服装、持ち物)を読み取ることで、DEEPSで位置情報を把握することが可能になります。その技術を使えば、搭乗時間に間に合わなそうなお客さまの位置を確認できるため適切な対応をすることが可能になります。

Q ガスメーター交換の事例について詳しくお聞かせいただけますか?

現在、ガスメーター交換工事の際に、データの証明写真を撮影し前回データと合っているか目視で確認を行っています。その確認作業をDEEPSで数値を読み取って自動化するというアイデアです。この原理は、電柱の利用申請など申請・確認が必要な業務に横展開できますので今後広げていこうと考えております。

Q 顏認識技術が進むとPOSデータはどのようになると考えますか?

POSデータで得られるのは、あくまで購買の結果であり、お客さまがどのように購買に至ったか過程がわかりません。ですが、DEEPSを導入したカメラやセンサーを活用すればお客さまの購買までの過程のデータを取ることができます。この技術が発達してくるとPOSデータ自体は無くなるか違った形で活用されるようになるのではないかと考えています。

Q どのような問い合わせが多いでしょうか?

弊社をご利用いただいた企業さまがご紹介してくださる口コミのかたちが多いです。AIというトレンドを提供しているため、引き合いが多く自分たちがやっていることが世の中に求められているということを実感しています。その中でも特に発展途上国からの問い合わせが多いです。

Q 顔のデータの数値化はどのように行なっているのですか?

弊社は、特徴点を掴む画像認識技術を持っています。その技術を用いて一人ひとり違う顔や目鼻口のバランスなど見た目の違いをアルゴリズム技術で数値化しています。様々な事例がありますが、その中でも特に技術が進んでいるのは無人コンビニです。

Q 導入コストはどのくらいでしょうか?

ピンキリですが、大手の10分の1の料金で導入することができます。料金の内訳は、カメラ料金、作業費、クラウドサービスのライセンス費用(人数に応じる)が含まれています。

Q 組織として展望はどのように考えていますか?

現在の組織は、技術者が8割と圧倒的に多く、その他(経理・広報など)で運営しています。今後の組織自体の拡大は特に考えていません。基本的に、ターゲット業界の専門パートナーと組んでやっています。情報をインプットするより専門のパートナーと組んでしまう方が早いと考えています。パートナーには、営業活動と24時間サポート体制をしていただき、弊社は3次サポートという体制をとりながら、主に技術面の精度向上に努めています。基本的に、実証実験で結果が出たら利益を折半するというかたちで手伝っていただいています。

Q 社内で使っているITツールをお教えいただけますか?

主には、Microsoft Office 365を使っています。ワークフローや経理など多くのツールがまだ定まっておらず、様々なツールを検証している状況です。現在はワークフローでジョブカン、経理系はfreee(フリー)かMoney Forward(マネーフォワード)で検討しています。

Q 読者に向けて一言いただけますか?

ほぼ無償で様々な企業さまにおいてAI活用に関する講演をやっております。もしそのような機会をいただけましたらAIを使ったビジネスを一緒に考えさせていただきますので、ご連絡ください!また、オフィス内に無人コンビニを設置し日々アップデートに努めております。お気軽にお越しいただき、「未来の購買」をぜひご体感ください!
サービズ企業情報:DEEPS
企業ニュース情報:テクムズニュース


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