国内No.1アプリ分析サービス『App Ape(アップエイプ)』を運営しているフラー株式会社 執行役員 CMO 杉山さまにサービスの強みや今後の展望、社内で利用しているサービスについてインタビューしてきました。

Q サービスの概要をお聞かせいただけますか?

フラー株式会社では大きく分けてアプリ分析支援事業とスマホビジネス共創事業という2つの事業を展開しています。アプリ分析事業では、メインプロダクトとしてApp Ape(アップエイプ)というアプリ分析サービス提供をしております。ユーザーの実利用データを元に、DAUやデモグラフィックなどのアプリに関するデータを、アプリ関連事業者(デベロッパーやマーケッター)にわかりやすい形で提供しています。App Apeは「スマホ版の視聴率調査ができるサービス」と言い換えることができます。現在、アプリ売上ランキング上位100社のうち82社企業さまに導入していただいており、有料・無料含め導入アカウント数は、4500社(アカウント)ですので、「国内No1アプリ分析ツール」と謳わせていただいています。現在は、日本と韓国メインで事業展開しており、今年中にはアメリカ、ヨーロッパ、アジアでも事業を展開していこうと考えています。

Q App Apeの競合優位性はどんな点ですか?

Google Analytics(グーグルアナリティクス)やFirebase(ファイヤーベース)、Repro(リプロ)などの自社アプリ分析ツールは世の中に多くあります。App Apeは、SDKやタグを導入している訳ではなくあくまで「視聴率調査」ですので、自社アプリからデータを取ることはありません。自社アプリ分析も可能ですが、競合や市場を分析する際に特に優位性を発揮するサービスです。例えば、自社アプリのインストール数にだけ着目していると競合アプリに取り残されてしまうリスクがあります。競合や市場のデータを参照しつつ適切なKPI設定をするためにApp Apeを導入いただくケースが多いです。例えば、優位性の違うReproさんと共同でセミナーを開催し、弊社は「どういった市場にアプリを展開して行くべきか?」という視点で話し、Reproさんには、「アプリ内でどのような施策をしたらアクティブ率が向上したか?」という視点で話していただいたりもしています。

Q サービスのできた背景をお聞かせいただけますか?

元々は「ぼく、スマホ」というスマートフォンの節電・通信量削減ができるサービスを展開していました。スマートフォン市場がまさに発展期にあった2012年から展開しており、バッテリーや回線が潤沢ではなかったため「節電したい」「パケットを温存したい」などのニーズがありました。おじさんのキャラクターを用いて、パケットや充電の無駄を“ぜい肉”という表現を使って表示させ、ゲーム感覚で節電・通信量削減ができるサービスでユーザーの方々に非常に人気でした。このアプリ運営を通して獲得できていた、ユーザー様がどんなアプリを欲しているかというインサイトと、自分たちがデベロッパーとして運営していく際に、他のアプリのデータが見てみたいよね!という意見が社内からも多数出たことがきっかけで、デベロッパー様向けの新たなToBサービスを作ろうということになりました。

Q ご利用いただいているお客さまの特徴はございますか?

契約企業様は、グリー株式会社様や株式会社ミクシィ様などのゲームアプリデベロッパーと株式会社電通様、株式会社博報堂様、株式会社サイバーエージェント様などの広告代理店が多いです。また株式会社NTTドコモ様など通信事業者への提供も多いです。

Q App Apeの導入事例をいくつかお聞かせいただけますか?

ツールの提供以外で表に出せるところですと、ビットコイン取引所のcoincheck(コインチェック)のテレビCMに他サービスと比較したデータ「App Ape 50,000ユーザー調査」をもとにユーザー数No1というかたちで活用いただきました。また女性向けメディアのLOCARI(ロカリ)ではApp Apeデータをもとにアクティブユーザー数No1というかたちで出して頂いたりなど、競合比較のユーザー数調査などの依頼も時折いただきます。

【参考記事】
・スマホビジネスの女性向けメディアアプリランキング、No.1はLOCARI(ロカリ)

Q 主な活用方法をお聞かせいただけますか?

アプリデベロッパーの方には、競合比較やKPI設定、広告代理店には、競合プレゼンで市場把握をする際に活用いただくことが多いです。また、アプリメディアの方には、媒体資料の自社強み部分や市場での立ち位置を説明する際に活用していただいています。全てのアプリの中でのアクティブユーザーを見ることができ、ほぼリアルタイムに他サービスの動きを把握することができるので、戦略を立てる際にもご活用いただけます。最近は、証券会社や投資会社の方が伸びてきているアプリをいち早く把握するためにご活用いただいています。

Q 無料登録で閲覧できる範囲はどこまでですか?

各サービスの過去のランキングを時系列で見ることができる機能は、無料で展開しております。各アプリの利用情報などユーザー様の動きを推計している部分は有料で提供している形になります。

Q App Apeの強みはどのような点ですか?

App Apeの強みは、自社以外のアプリユーザーの情報が細かく見ることができる点です。従来はストアで大まかなインストール数しか見ることができませんでした。ですがApp Apeを活用すると、実際にアプリを持っている人数やアクティブユーザー、アクティブ率を見ることができます。また、「ユーザーがどれくらいアプリに対してファンなのか?」というアクティブユーザーの細かな数値まで見ることができます。

Q アプリ市場の変化はございますか?

アプリデベロッパーの課題も変化してきているようです。従来は、「いかに安価でアプリをインストールさせるか?」という部分が課題だったのですが、現在は、「ダウンロード済みのユーザーをアンインストールさせずに、起動させ続けられるか?」という部分に課題が移って来ています。App Apeでは、似たようなアプリで行っている施策を細かく見ることができるので、ユーザーの方には好評をいただいています。

Q 今後の展望をお教えいただけますか?

大きく分けると2つあります。1つ目が、「スマートフォンのことならなんでもフラーに」という企業を目指したいです。今は、アプリ分析支援事業を提供しているだけでなく、ビッグデータとApp Apeで培ったノウハウを活用し、パートナーと良いアプリを作るというスマホビジネス共創事業を始めております。様々な経営者の方のお話を伺ってみると、都内には、アプリを作ってきちんと運用できる企業が多いですが、地方企業では、アプリを作ってきちんと運用できる企業が少なく、東京の会社に頼もうにもオンラインでのやりとりではうまく行かないことが多いです。私たちは、ウェブからアプリへの切り替えの対応などで、ハイクオリティなアプリソリューションを求めている地方企業を中心に分析から開発、運用まで行う包括的なサービスを幅広く展開していこうと考えています。最近の事例では、株式会社スノーピーク様と協働でアプリの開発に取り組みました。ただ分析して、コンサルティングするだけではなく、ユーザーに使っていただけるようなサービスを協業する中で実際に作って行きたいと考えています。

【参考記事】
・スマホビジネスのフラー、スノーピークとアプリを共同開発

2つ目は、グローバル展開です。現在、日本・韓国・アメリカいう3カ国だけでの展開ですが、今後はアジア、ヨーロッパ、世界のアプリ事業者に使っていただけるようなサービスを目指して行きたいと考えています。現在、資金力のあるアプリデベロッパーが勝つような仕組みが主流となっていますが、弊社としては、「本当に良いアプリを作りたい」という個人やスタートアップ企業など様々なユーザーの方々にも使っていただきたいので、皆様に合った幅広い料金プランで展開していこうと考えています。

Q 杉山さまが気になっているITサービスはございますか?

Tik Tok(ティックトック)という動画共有コミュニティサービスをよく使っています。10代の中では、同ジャンルの中でユーザー数がトップのサービスです。サービスの内容だけではなく、広がり方も面白く、Tik Tokの親会社が競合でほぼ同じ機能で、よりユーザー数が多かったmusical.lyを買収し、世界展開を始めた点なども注目しています。
【参考記事】
・動画コミュニティアプリ『musical.ly』と『Tik Tok』が統合 ワーナーミュージック・グループ、JASRACとの提携でサービス向上へ

Warner(ワーナー)やJASRAC(ジャスラック)とも資本提携し、権利関係を整えて、近い未来、日本のエンタメ業界を席巻するのではと考えています。弊社が主催しているApp Ape Award2017でも、動画コミュニティアプリTik Tokが“Forbes JAPAN賞”を受賞しており、ビジネス界隈の方々の全般は注目しているサービスだと思います。
【参考記事】
動画コミュニティアプリTikTokが2017App Ape Awardで“Forbes JAPAN賞”を受賞

10代に流行っているサービスは、20代30代と徐々ユーザーが増えてくる傾向があるため、若者に流行っているサービスは注目して見るようにしています。また、今後、中華系のアプリが来ると予測しているので早めに見ることを意識しています。また、中国だけではなく、グローバルのアプリを見ることも意識しています。

Q 社内で活用しているITツールをお聞かせいただけますか?

営業は、Sales Force(セールスフォース)を使っています。経理や採用関連は、ジョブカン勤怠管理を使っています。あと広報管理は、Meltwater(メルトウォーター)を使っています。

Q 最後に読者に向けて一言いただけますか?

今の生活者の行動を一番近くで捉えて、支えているのがアプリであり、スマートフォンだと思っています。日本だけでなく、世界中のスマートフォンのデータを、生活者の実行動データとして分析することで、より、今の世の中の真の姿を紐解いていけるのではないかと考えております。アプリデベロッパーに限らず、今のユーザーのリアル(本音)を知りたい方は是非お問い合わせください!

無料機能でもきっと、たくさんの学びがございます。是非App Apeにご登録ください!→ 詳しくはこちら!!

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